生鶏の解体…もっと鶏が楽しく?なる話

鶏(にわとり)をさばきたいなどと言う人は、少ないと思いますが、知ってて便利?損には、ならないであろう解体方法教えます。 ただし、食鳥処理の法律の関係で、内臓付きを捌く機会は、まず無いと思いますので、中抜と体での説明となります。

 ➤ 解体方法

<1>まずは、背中を上に向けてしっかり足を持ち、写真のように背中に十字の切り込みを入れます。
<2>ひっくり返して両ももの付根に切り込みを入れます。
<3>両手で鶏の両足を持ち、カパッと広げ、関節を外します。
<4>ももの付根、関節まわりをはずします。あのソリレスは、ここにあります。骨のくぼみについた肉なので慎重にやれば、きれいに外れます。
<5>足を持ってひっぱれば、はずれます。この時、いちばん最初の背中に入れた十字が活きます。
<6>もう片方のもも(足)も同様にはずします。
<7>首皮を付けた状態でむね肉をはずしていきます。 なかなか表現しにくいところなんで写真参照・・というところです。
<8>写真のように胸骨にそって包丁をいれ、引っ張ると首皮付きむね肉をはずすことが出来ます。
<9>首皮つきむね肉をはずした状態。ささみが見えます。
<10>もう片方のむね肉も同様にはずします。
<11>もう片方のむね肉も同様にはずします。
<12>写真のように包丁をいれて、胸骨をはずします。
<13>写真のようにカパッと勢いよく、ささみの付いた胸骨をはずします。カパッとはずすからでは、ないですが私たちはこの骨を「かっぱ」と呼んでます??
<14>ひと通り、はずし終わりました。 あとは、それぞれの骨を抜いていきます。

 ➤ 骨の抜き方

<1>ももの骨を抜きます。 骨に沿って包丁を入れます。
<2>関節に切れ目を入れて、骨を抜きます。 上の骨からです。
<3>関節周りの筋を切ることにより、比較的簡単に骨は抜けます。
<4>写真のように下骨を包丁でたたくなどして、切ります。
<5>小骨がありますから、すこしやっかいですが、写真のような感じで骨を抜きます。
<6>骨が無くなった、もも肉ともみじ(足)を切り離します。
<7>もも肉の骨を抜いた状態です。 丸印部分に白くあるのが膝軟骨(丸軟骨)です。
<8>てば肉は、手羽先、手羽元、むね肉と繋がっています。 それぞれの骨の抜き方は、説明しにくいので省略させてもらいます。
<9>手羽先をとって、手羽元の骨を抜いて、首皮が付いた状態です。
<10>ささみのはずし方です。かっぱ(胸骨)についていますので、写真のように両側に沿って包丁を入れます。
<11>ビリビリッと引き剥がせば結構簡単にとれます。
<12>ささみをはずした状態です。 かっぱ部分にヤゲンとまつば(鎖骨?)がついています。