「地鶏が一年を通して美味しくいただける料理法・・・やっぱり地鶏すき焼きではないでしょうか。
「冬」から「春」にかけては、九条ねぎを代表するねぎ類と・・
「夏」は、新玉ねぎをふんだんに使って、美味しく夏バテ防止に・・
「秋」は、もちろん松茸・・きのことの相性も抜群・・!
四季折々の旬の野菜の旨さを余すことなく引き出します。
まずは、砂糖と濃口醤油を使った「関西風の地鶏すき焼き」の作り方を紹介いたします。
➤ 材料
<1>あしらい(野菜類)を用意します。
ここでは、白ねぎ、舞茸、笹がき牛蒡、春菊、えのき、シメジ、焼き豆腐、糸コンニャクを用意しました。
<2>溶き玉子用の新鮮な玉子を用意します。
玉子の鮮度は濃厚卵白(卵白の中央)が盛り上がっている(厚みが厚い)ほど、良いとされます。
当店の「ほんとの地玉」をおすすめします。
<3>地鶏を用意します。
脂の乗った方が良いと言う方、あっさりで歯ごたえの有る方が良いと言う方・・色々ですが、ここでは、脂の乗った近江しゃもの雌を使いました。
➤ 作り方
<1>脂を引きます。
熱く熱したすき焼き鍋に鶏脂を引きます。
ほんとに美味しく仕上がります。
<2>鶏肉を入れて砂糖をまぶします。
多い目の砂糖を鶏肉全体にふりかけ、砂糖が溶けるまでからめます。
<3>濃口醤油を鶏肉全体に注ぎます。
醤油は、すぐに煮立ちますので、焦げない程度にとりがらスープか日本酒を少し足します。この時の味は、甘辛~い方がいいです。
<4>適宜、あしらい(野菜類)を入れます。
煮えたものから順番に溶き玉子をつけていただきます。
肉、野菜を足すときは、上から砂糖、醤油交互にかけて味を調えます。
割り下を使う関東風に比べたら関西風すき焼きは、なんと面白いものなのか。
砂糖と醤油・・ただそれだけの味付けに地鶏の旨みと野菜の旨みが絡み合いながら、まるで生き物のように変化していくすき焼き。
作り手の嗜好の差がすき焼きに個性をあたえ、すき焼きは、さらに変化を続ける・・・・時として同じものが出来ず、作り手がコントロールを失う事態に陥ることさえある。
「今日のすき焼きは、旨い!」、「今日のは、もうひとつや・・」などとワイワイ、ガヤガヤ・・・これが関西のすき焼きの楽しみであり、面白いところ・・やっぱ、すき焼きは、関西風ですよ・・・
<関西風地鶏すき焼きセット>
3,400円 (税込)